【人間のずっと変わらない本質】「贋作・オセロー」

【人間のずっと変わらない本質】「贋作・オセロー」

「贋作・オセロー」初日まであと15日。

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400年以上前に創られた『Othello』。
四大悲劇と言われるけれど、当時の人は本当に“悲劇”として観ていたのかしら、と思うことがある。

もしかしたら、
ドリフの「志村、うしろ〜!!!」みたいに、
ハラハラしながら、半分笑いながら観ていたんじゃないかな、と。

その“怖いのに目が離せない感覚”が、当時の人の心を掴んだのかもしれない。

『Othello』を超要約すると、実はこれだけ。
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「イアーゴの策略に惑わされたオセローが、
嫉妬・不安・プライドに飲み込まれて、
信じるべきデズデモーナを疑い、
自分の手で最も大切な愛を壊してしまう話。」
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これだけなのに、400年以上語り継がれてきた。
それは、人間の本質が描かれているからだと思う。

ブッダの教えが2500年経っても通じるように、
人間の本質は、きっとずっと変わらない。

本質が変わらないのなら、どんなにデジタルな時代になっても、
人の心を動かすのは、最後は人であり、アナログであってほしい。
心からそう願ってます。

「贋作・オセロー」は、
時代遅れの、超アナログな娯楽として、
人間の本質をとことんむき出しにしていきます。圧倒的なエネルギーで。

演劇の良さの一つは、
“フィクションだと分かっている安心感”があること。
舞台でどれだけ恐ろしいことが起きても、現実ではないという安全地帯がある。

でも同時に、どこかで「これ、実際に起きそう…」と感じるリアリティがある。
その瞬間に、作品は一気に観る人の胸に刺さる。

初演でいただいた感想も、まさにそこだった。

・人間の弱さや嫉妬が、こんなにも生々しいとは思わなかった
・「疑い」や「嫉妬」が、こんなにも怖いものだと知った
・登場人物の誰かに、自分を重ねてしまった

これだけ長く語り継がれてきた作品は、
ただの物語ではなく、圧倒的な共感の装置だったのだと思う。

今回も、この作品を観て共感してもらって、
最後にはスカッとして帰ってもらえるように、
明日も全力で稽古してきます。

https://playjapan.jp/fake-othello2026.html

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