
「贋作・オセロー」初日まであと5日。
本日は1回通しからの、本番に向けての決起会。
最強のチームをつくるための、最高の夜。
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僕はソロエンターテイメント「MOMOTARO」を14年やっている。
最初の頃は、Tシャツとジーパン。
衣裳にこだわる余裕もなく、
企画して、作って、ステージに立ち続けることで必死だった。
ある時、歌舞伎を観に行った。
衣裳や舞台セットの派手さ、様式美、圧倒的な存在感。
終演後、客席はスタンディングオベーション。
「そりゃ立つわ」
すげぇ……と思った。
正直、口あんぐり。
そこから、
「なぜ人はスタンディングオベーションをするのか?」
を考えるようになった。
自分の公演の衣裳も、着物やスーツ、オリジナル衣装、キャラクター衣装と、
見た目にもこだわるようになった。
ちなみに僕は、舞台を観に行って、他の誰も立っていないのに、
思わずスタンディングオベーションをしてしまったことが、数度ある🤩
で、考えてみると、
スタンディングオベーションには、
だいたい3種類あるんじゃないかと思っている。
ひとつは、
鳥肌が立って、息が詰まって、興奮して、
感情の行き場所に困って、思わず立ってしまうもの。
ひとつは、
隣が立ったから立つ。
空気に引っ張られるもの。
もうひとつは、
様式として、立つのが前提になっているもの。
この中で、本物は間違いなく最初のやつ。
感情が処理しきれなくて、
身体が勝手に反応してしまう状態。
舞台作品や俳優たちをきっかけに、
自分の内側が溢れて、外に出てしまっている。
だから、
「上手い」とか
「完成度が高い」だけでは、
あのスタンディングオベーションは起きない。
観客の心の奥に、
ぐわぁぁぁ〜〜っと踏み込んだ時にだけ、起きる反応だと思っている。
そして、「贋作・オセロー」
毎回思うけど、
菅野臣太朗さん。
天才。
初演とはまったく違う演出。
正直、口あんぐり。
アプローチも、感情処理も、舞台効果も、あらゆるものが違う。
セリフは同じなのに。
自分がやっているから、という希望的な部分もあるけど、
これはもしかしたら、“本物のスタンディングオベーション”が起こるかもしれない、
そう感じている。
もちろん、
そこまでお客さんの心を鷲掴みにして、
会場全体でこの作品を創り上げ、
お客さんの身体の中で爆発を起こさせなきゃいけない。
でも、いけるんじゃないかと思っている。
スタンディングオベーションをしてほしいわけじゃない。
ただ、
鳥肌が立つ。
息ができない。
興奮してしまう。
その状態を創るために、
最後の最後まで、詰めまくる。
「詰めて詰めて詰めて詰めてまいります!」
今日の決起会でも出た一言。
「マジで、すごいもの創ろうな。」
はい、創ります。
ご期待ください。