【楽屋で泣いた日】

【楽屋で泣いた日】

「贋作・オセロー」まで、あと19日。

2024年「贋作・オセロー」初演の千穐楽、
カーテンコールがトリプルで終わった、その直後。

……なにかが、プツンと切れた。

企画して、
1ヶ月間、血を吐くように創り込んで。

集客も、今までで一番と言っていいくらい走り回って、
人に会って、頭を下げて、協力をお願いして。
メールも、LINEも、正直ウザいくらい送って。

そんな1ヶ月を過ごして迎えた千穐楽。

切れた。

楽屋で泣いた。
結構、声を上げて。

自分でも驚くくらい、体が勝手に反応していた。
「あぁ、ここまで追い込んでたんだな」と、その時初めて自覚した。


あれは、安堵だったのか。
達成感だったのか。

正直、どの感情だったのかはよく分からない。

でも今振り返ると、
どちらかと言えば「苦しみからの解放」に近かった気がする。
プレッシャーから、ふっと解き放たれた感じ。

芝居そのものが苦しいわけじゃない。
だからきっと、あれは“主催側”としての感情だった。

制作のこと。
集客のこと。
グッズやお金のこと。

中でもやっぱり、一番は集客。

どれだけ良い作品を創っても、
観てもらえなければ、始まらない。

どれだけ予算があっても、
客席がガラガラなら、やる意味がない。

幸いにも、初演は尻上がりに満員札止めになった。
だからこそ、あの涙は
「そういう柵から解放された瞬間」だったのかもしれない。

もちろん、終わってしまった虚無感もあったと思う。
全部が混ざった涙。

そして今、また主催をして、出演をしている。
同じくらい走り回って、お願いして、ウザいくらいメールとLINEして。

無意識にプレッシャーを感じているのか、
それともアドレナリンが出ているからなのか。
ここ最近、あまり眠れていない。

でも、やることは一つ。
とにかく、がむしゃらに創る。
そして、全力で届ける。

今回も、千穐楽を終えたあと、
あの時と同じように
安堵の涙を流せるくらいまで、
命を削って、全力で青春をやり切りたい。

何度でも言います。
どうか、見届けてください。

「贋作・オセロー」

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2月3日から8日まで。

池袋・シアターグリーンにて。

「贋作・オセロー」

https://playjapan.jp/fake-othello2026.html

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